2019年5月18日土曜日

もっと・・・に込められた想い


「もっとやれることはあったと思うんです。

もっと優しくしたかった。

もっと。もっと。」

1
年前にご家族を看取られた方に
久しぶりにお会いしました。

その時の言葉です。


私たちからしたら十分すぎるほどに
家族全員が協力して
自宅で見送られた方でした。

「もっと、もっとと
思わずにはいられないのね。

でも

時間が解決してくれる
こともわかってきたの。
 
1年経ってようやく、
母が愛用して残していった
シャンプーが使えるようになったのよ。
 
まだ、洋服は着られないわね。
 
これもきっと、
時間が解決してくれるんだと思う。」
 
穏やかな表情で
 
ひとつひとつの言葉を選びながら
お話してくださいました。


「もっと、、、ってね。そう思うのよ。
なんでできなかったんだろうって。」
 
 
この、「もっと」という言葉
介護されていた、ご家族から
よくきかれる言葉です。


私たちが、十分すぎるほど
寄り添っていたと声を掛けても
うまることのない想い


 

 
やさしさにあふれた「もっと」
 


 
介護に携わる者として
 
胸に響きます。
 
 
 
ご本人はもちろん、ご家族の
 
「もっと」にも寄り添える
 
ケアフレンドで
 
ありたいと思います。
 
 
 
 

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